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【不倫】今後どうしたら良いか分からない。
【相談者様】30代 男性 結婚歴10年 子供1人
【ご相談】
職場で知り合った女性に付きまとわれ不倫関係になった。妻とどう向き合ったらいいのか。
【対応】
頭痛がして仕事場でも自宅でもムカムカしたりイライラしたりする。妻ともほとんど会話もなく、子供にも強い言葉で言ってしまう。今となっては、このような状況だったから不倫したのか。不倫をしたから、このような状況になったのか解らなくなってきているというお話しでした。 まず 1、夫婦関係を修復したいのか。 2、離婚したいのか。 3、離婚して不倫相手の女性と再婚したいのか。 心の内を整理することからカウンセリングを始めていきました。 当初はどうしていいか分からない。分からないの連続でしたが、結婚した当時の気持ちを思い出し、その後不倫するまでの結婚生活を振り返えっていく内に、徐々に平静さを取り戻し、やはり夫婦関係を修復していきたいという結論を導き出しました。 そこからは奥様との会話の糸口として具体的な例として、まず挨拶から始めていき、事務連絡しかしていなかったメールも、少しはこまめにしてみる、どんなメールがいいかも一緒に考えてみました。休日には一緒に出かけてみる等々色々試みていると、夫婦の会話も増え、お子さんへの対応も自然と優しくなっていき、心穏やかに生活できるようになっていき、カウンセリングを終了致しました。
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【別居】これから先が不安です。
【相談者様】30代 男性 結婚歴3年 子供1人
【ご相談】
別居中の妻から離婚届けが届きました。離婚するしかないのでしょうか。
【対応】
結婚して子供が産まれてから一年間、お互いにイライラすることが多くなり、夫婦喧嘩が絶えず話し合いをしても平行線で、妻と別居をすることにしました。妻が子供を連れて実家へ行ってから半年です。別居を始めた頃は、辛い環境から逃れられたことでスッキリし、快適に過ごしていましたが、妻から離婚届けが届いてからは、これからどうしたらいいか不安です。妻とは連絡も取れません。修復してまたあんな辛い生活に戻るなら、離婚しようかとも考えましたが、子供がまだ小さいこともあり、離婚か修復かの結論が出せずに悩んでいるとのことでした。
今回のケースは、お子さんが産まれてから夫婦喧嘩が始まったということでした。イライラする原因は何かを伺うと、奥様は出産前、ご主人の身の回りの世話をよくしてくれたのに、出産後は育児中心の生活となり、ほとんど構ってくれなくなったので、イライラしたり疎外感を感じるようになっていたそうです。カウンセリングでは、奥様の立場になって考えてみることにしました。するとご主人は、「妻の状況や気持ちを察する心が欠けていた」ということに気付かれました。もう一度妻とやり直したいという気持ちが固まり、連絡が取れない奥様へ手紙を書くことにしました。カウンセリングでは、ご主人の気持ちが奥様にきちんと伝わるように、手紙の内容も一緒に考えました。手紙を送ってから待つこと一週間、音信不通だった奥様と連絡が取れ、三ヵ月お試し期間という条件付きですが、また一緒に暮らせることになりました。ご主人は、もう少し自分に自信がつくまでカウンセリングを続けたいとのご希望で、定期的にいらしております。
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【家出】妻が家出をして戻りません。
【相談者様】30代 男性 結婚歴17年 子供2人
【ご相談】
妻が家を出て実家へ行き五ヵ月が経ちました。もう離婚するしかないのでしょうか。
【対応】
妻の家出は、今までにも三回程ありました。妻は自分に「あなたからの愛情を感じない。顔つきが冷たい。思いやりがない。」と何度か言ったことがあります。戻って欲しいとお願いしても、「あなたの対応は今までと変わらない、同じ事の繰り返しでしょ。」と言われます。今まで不用意な言葉で妻を傷つけていたのかもしれません。自分は人と上手くかかわっていけない、友人もほぼいない、コミュニケーションの取り方がわからないので、何を話したらいいのかもわからない。残された子供との関係もしっくりいかず、疎外感を感じて気分が落ち込むとのことでした。 今まで奥様との挨拶はあったのか、またどんな表情で、声のトーンは等々伺うと、「おはよう、ただいま、いただきます、ありがとう、ごめんなさい」の挨拶はきちんとしていました。しかし、顔の表情と声のトーンはというと、奥様と目も合わせずうつむき加減で、小さい声で言っていたそうです。ご主人は夫婦カウンセリングをご希望でしたが、奥様は拒否されましたので、夫婦別々でのカウンセリングを行いました。やはり奥様が愛を感じない原因は、夫の心無い言葉と冷たい態度にありました。その後の夫婦カウンセリングでは、離婚したいと主張する奥様に、ご主人は心から反省をして謝り続け、今後「愛がないと思わせない努力をする」と約束されました。カウンセリングを始めてまだ一ヵ月ですが、今では奥様の顔を見て挨拶が出来るようになり、照れくさいから自然と笑顔にもなるのだそうです。一歩前進ですね。
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【性格の不一致】性格が合わない。別れたほうが良いのか。
【相談者様】20代 女性 結婚歴5年 子供なし
【ご相談】
結婚後、色々な面で性格が合わないことに気が付き、この先どうしたら良いか分からない。
【対応】
結婚前には気が付かなかったが、五年間生活を一緒にしてみたら性格が全く合わず毎日けんかばかりしている。 夫は何事にもだらしなく、靴を脱いだら脱いだまま揃えない。服を脱いだら脱ぎっぱなし。歯磨きを使い終わってもふたをしない。食事をしても食べっぱなし食器をかたずけない。自分は潔癖では決してないと思うが、夫は人として当然なことをしない。今まで何度注意しても直らないし直そうと努力もしない。協力しても良いと思う。あまり強く注意すると怒って別の部屋へ行ってしまう。自分には手が付けられず、本当に困っていると話されました。 数回のカウンセリングを続けている内に、夫がだらしないことに、とてもイライラしているのだが、根本的には結婚前に共働きなのだから家事は分担して協力してやっていこうと約束したことが、守られていないことが、最大の原因だと奥様ご本人が気付かれました。「何も約束守ってくれない」と強くおっしゃっていました。そこで結婚前の約束をもう一度書き出し、これだけは結婚後も守って欲しい項目として書き換え、その後、夫婦カウンセリングにて、その約束項目をお二人で確認していただきました。「もう少し、頑張ってみます」のお二人の言葉と共に今回のカウンセリングは完了致しました。
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【家出】妻が家を出て行きました。
【相談者様】40代 男性 結婚歴15年 子供3人
【 ご 相 談 】
妻が三人の子供を置いて家を出て一ヵ月が経ちました。
もう妻は戻ってくれないのでしょうか。
【対応】
ご主人へ、奥様が出て行った理由について何か心当たりがないか伺うと、私が口うるさく(特に家計に関して)他にも色々不満はあったと思います。
住宅ローン繰り上げ返済や子供たちの将来のため、自分たちの老後のために貯金をしようと思い、外食や旅行など贅沢せずに切り詰めてやってきましたが、妻は度々「もうこんな生活はイヤ。」と不満をもらすこともありました。仕事をしながら子供たちのお弁当作りや食事の世話は本当に大変なので、妻になんとか戻ってもらおうと謝りました。
転職して田舎暮らしをしてもいいとまで言って色々説得しましたが、「あなたは何も分かっていない。」と言い、妻は戻る気はなさそうとのことでした。
仕事と三人のお子様のお世話を両立させるのは、本当に大変なことだと思います。 奥様に戻っていただくために色々説得されたようですが、お子様を置いて出て行かれたのは、相当な覚悟を感じました。奥様を説得する際「転職して田舎暮らしをしてもいい」という言葉は、奥様が望んでいたことではなかったのかもしれません。
発想があまりにも極端で、やっぱりわかってくれないと思われてしまったのかもしれません。将来のことを考えて貯金するのは素晴らしいと思います。それが少し行き過ぎて息苦しくなってしまったのかもしれません。もう少し日々の生活にゆとりを持って、たまには家族で外食したりと小さな贅沢も幸せ貯金になるのではないでしょうか。
何度目かの面談で、奥様の心を動かすために足りなかった相手がどうしたいのか、また何を望んでいるのかを聴き、寛容な心で受け止める努力が足りなかったことに気付かれました。
そして何より大変な待つ努力もしながら、時間はかかりましたが奥様は戻る決心をされました。
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【家出】夫が何も言わず家を出て行ってしまった。
【相談者様】40代 女性 結婚歴18年 子供1人
【ご相談】
夫が何も言わず家を出て行ってしまった。
どうしていいか分からない。
毎日不安と心配で食事も喉を通らず何も手につかない。
【対応】
まず居場所を確認する所から始まり、次に一人で住んでいるのか。女性と一緒なのかも問題となってきますが、一番大事なのは、相談者様自身がどうしたいのかです。
当然、即答できない問題です。
ご夫婦の出会いから順を追ってどんな夫婦関係だったのかをお話いただき、一つ一つ紐といていく中、面談四回目ぐらいで、ご自分から修復か離婚かの結論を導いていかれました。そして修復したら今度どうなるのだろう、離婚したらこうなるだろうも合わせて考えていき、最終的にこの方は離婚の決意をなされました。
そこからは、お互いに幸せな離婚になるよう面談を更に三回ほどすすめ、現在は前向きに生きていらっしゃいます。
このケースでは離婚も一つの選択肢だったのだと思われます。
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【不倫】妻と別々の道を歩みたい。
【相談者様】50代 男性 結婚歴25年 子供2人
【ご相談】
家事などには不満はないが、性格、物の考え方が合わない。
もう十分自分はやってきた。
これからの人生、違う人生を送りたい。
【対応】
妻とはやっていけない。もう妻とは離婚したいという夫に離婚したい理由を三回くらいの面談で全てお話頂き、その中ですでに別に好きな女性がいることも分かりました。
その女性と離婚後、一緒にやっていきたいとのことでした。
しかし、四回目の面談では、奥様の良い部分を箇条書きで10個以上書いていただきました。そしてお話を続けていく内、奥様との離婚を考えて女性と付き合ったのではなく、浮気をしたことで奥様がだんだん嫌になっていったことに自分で気付かれ、これからでも修復できるのかが不安とおっしゃっていました。
さらに面談を続け今までの自分の人生、そして今後の自分の人生を考えられ、奥様からもお話を聞き、夫婦カウンセリングを続けられ、女性とははっきり別れ夫婦で修復をするという結論になりました。
現在も二ヵ月に一度のペースで夫婦カウンセリングにいらして、お互いに少しづつ歩み寄り、お二人とも明るくなられました。
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【不倫】妻との修復が難しいです。
【相談者様】30代 男性 結婚歴6年 子供2人
【ご相談】
一年程前から職場の人と男女の関係になりました。
愛人が妻へ電話や手紙やメールで嫌がらせをするようになり、最終的には愛人が浮気をしていることを暴露して、妻にバレてしまいました。
もうどうしていいのかわかりません。
【対応】
ご主人から今までの経緯を伺うと、妻から「離婚してほしい」と言われて、初めて家族が大事だった・・・ということに気が付きました。
妻と一からやり直そうと思い、すぐに愛人とは別れて妻へ謝罪し、なんとか離婚は免れましたがなかなか思うようには行かず、妻から「裏切り者」と日々罵倒され、自分が招いた結果なのですが心が折れそうです。とのことでした。
奥様から「裏切り者」と日々罵倒されるのは、自分が招いた結果とはいえ辛いことです。
しかし、奥様の立場からすると、愛するパートナーからの浮気という裏切り行為、また愛人からの嫌がらせも受けていたのですから、そのときの心痛は計り知れないものでしょう。
ご主人の話の中で、「自分が浮気したのは妻にも原因がある。」という言葉が何度か出てきたことなどから、奥様へ責任転嫁している様子が伺えました。
言葉に出さなくても言動にあらわれて、それを奥様が感じ取っていたのかもしれません。
夫婦ですから色々不満はありますが、不満を相手にぶつけていては修復から遠ざかるばかりです。まずは、言い訳せずに謝罪することを約束しました。
奥様を裏切ってしまったこと、浮気している間家族を顧みなかったこと、愛人からの嫌がらせで迷惑をかけたこと等、改めて具体的に謝罪し、一生許して欲しいとは思わない、一生許してもらえない位の覚悟を持って、日々の言動を見直していただきました。
奥様の心のケアもしながらご主人が誠意を示すことで、奥様も徐々に穏やかさを取り戻していきました。
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【価値観の相違】妻が子供の教育ばかり熱心で家事に非協力的で困っている。
【相談者様】40代 男性 結婚歴13年 子供2人
【ご相談】
妻が結婚当初からわがままで、自己中心的で振り回され、家事などはあまりせず、子供の教育だけに熱心。
【対応】
周りからはセレブに見られたいようで、何事もすべて気に入らないことは夫が悪いということになり、離婚話は何度も出ているが、子どものことを考えると踏み切れないと話されておりました。
そこで、奥様からのお話を伺いたいとお話したのですが、夫の話では本人には問題意識がなく、自分のことは全くわかっていなく言いたい放題という感じだったようです。
しかし夫が気長に説得し、三回目に奥様もカウンセリングにお見えになりました。
いかに夫が色々やってくれて、その包容力と愛情に支えられているかを少しずつわかっていきました。
そして感謝の気持ちを持つように、また子供たちも大きくなって反発するようになったり、違う問題も出てきて、父親の存在も必要になってくることにも気付きました。
夫の良い所を見て責めないで穏やかな気持ちで接すると、子ども達もちゃんと見ていますとお話しました。
少しづつですが、夫婦で話す時間も持て修復へと向かっていきました。
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【価値観の相違】夫が家事に協力してくれません。
【相談者様】30代 女性 結婚歴5年 子供2人
【ご相談】
夫が家事や子育てに全く協力的してくれず話し合っても平行線で解決策が見つかりません。
【対応】
妻は夫に何をして欲しいのかをお聞きしたところ、換気扇の掃除、エアコンの掃除、窓ふき、風呂の掃除、子どもへの本の読み聞かせ、子どもとの入浴、外遊びの相手等を夫に頼みたいと言ってました。
それを夫に伝えましたがいきなり一度には無理ということで、出来そうなことから一つずつでもたとえ少しでも努力してみましょうとお話しました。
それを妻も認めるようになり、だんだんと、夫の態度の変化を認めて妻の態度もやわらかくなっていきました。
お互いに言葉や態度のちょっとしたことも、相手を傷つけたりすることがあるのだということを理解し、少しずつ穏やかな雰囲気になって、良い方向に向かっていきました。