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カウンセラーが日々感じたことを綴ります

どの対応も否定の言葉

先日、百貨店に行きエレベーターに乗りました。そこで目にした光景です。

30代位の母親と2歳位の男の子が乗って来ました。
☆乗ってすぐ、子供がボタンを押そうとした所、繋いでいた手をグィッと引っ張り、「押さないの」と強めに言いました。子供は何も言葉を発しませんでした。
☆続けてもう一度、同じ事があり、また同じ対応。そして子供も同じく無言。
☆エレベーターが進み、ドアが開きましたおもちゃ売り場が見え、子供は楽しそうに「ワァー」と言うと、「行かないの」と母親は強めに言い、また手をグィッと引っ張りました。子供はまた無言でした。

母親は色々大変で疲れていると思います。
子供はいつも言われていて慣れているのかも知れません。

しかし、とても悲しくなりました。何故悲しくなったのか考えました。
どの対応も否定の言葉だったと気が付きました。また手を引いたのが強めに感じました。そして否定ではない言葉を考えてみました。
ボタンを押そうとした時、(そう押したいよね。もう少しお兄さんになったら押してね。お願いするからね)
おもちゃ売り場が見えた時、(おもちゃ売り場、楽しそうだね。今日は行かれないけれど、いつ行こうか、一緒に話そうね)と言いながら、繋いだ手を握っていたら…。子供は何と返したのかな。
(母親からは、そんなのムリムリ忙しくて大変なんだから)かな…
そんな事を考えた一日でした。

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